ばるるるるるっと爆音が聞こえ、暴走族風のバイクが走ってきました。
物騒だな、いやだなあ、と身を固くしていたら、
わたしの向かいから、脱兎のごとく人影が現れたではないですか!
目を凝らして見ると、若い警察官でした。
彼はバイクめがけでものすごい速さでダッシュし、
追いつきそうな勢いで走り抜けていきました。
す、す、す。すてき~。
顔なんて見えなかったけれど、すごくかっこよかったなあ。
運動神経がいいのもそうだけど、あきらめない仕事魂を見た気がして、、、
キュンとなってしまいました。
あんな警察官がいてくれるんだから日本も捨てたもんじゃない!
「頼もしいわあ」とほほを染めながら、ふわふわと帰路に着いたのでした。

野性時代8月号の「これからの小説を訪ねて」インタビューで
若手時代小説家・犬飼六岐さんの『蛻』についての記事を担当しました。
江戸時代、偉い武士たちが、庶民の暮らしを疑似体験するために
宿場町を再現して実際に作ったという「御町屋」(おまちや)。
実在した町を舞台にしたミステリ長編です。
狭い場所に閉じ込められた人々の苦悩と、そこで起こる事件とは……。
いやはや、じつによくできた物語でした~。
少し前まで「おじさんの読み物」と思われていた時代小説も
いまではすっかりエンターテインメント化して女性読者も増えました。
山本一力さんは「時代小説は究極のSFだよ」とおっしゃっていたけれど、
確かに!
わたしのような妄想好き女子にもピッタリのジャンルなのかもしれません。
たとえば女郎と髪結いの悲恋を描いた『花酔道中』(宮木あや子著)や、
琉球王朝を舞台にした『テンペスト』(池上永一著)など、
登場人物にシンクロして、浮いたり沈んだり恋したり泣いたり耐えたり(笑)
読みながら忙しかったもんな~。
想像力が働く分、現代小説より深く入り込めるのも確かなのです。
現在、池上永一さんの最新作『トロイメライ』を読書中。
気分は琉球へ飛んでます。
ときどき言葉遣いが平良とみさん風になっているのは
ご愛嬌ということで♪
夢旅行もままならないので、本の世界で沖縄を旅したいと思います!
ビーチパラソルの下寝転びながらフルーツジュースを飲んでたら、
草陰から何やらゴソゴソ……。
大きなハブが現れたっ!
しゅるしゅるっと近づいてきたかと思ったら、いきなりわたしの指をがぶっ!!
きゃ~~~
と、ここで目が覚めました。
汗びっしょり!
またある日は、お気に入りのグリーンのやかんに火をかけたのを忘れて
真っ黒焦げにさせ……もちろん、うなされて目覚めました。
ここ数日、うちにこもって原稿を書いているのですが、
ちょっと仮眠をとると、決まってこういう夢を見ます。
「寝てる場合じゃないよっ! 起きろ!!」という脳からの指令?
ありがたいような、迷惑なような(笑)
できればもっとスイートな夢で目覚めたいなあ。。。
ハブと出会わない沖縄旅行をぜひ疑似体験させてほしい~。
って、妄想はいいから早く原稿書けって?
そうだね、無事に原稿が書けたら変な夢見ないもんね(笑)
というわけで、今日もがんばろう!
なに~!
なになに~!!
「○○よ、お前もかー」と、シェイクスピア風に驚いてみたのは、
つい先日も同じような衝撃をネット上で味わったから。
この人だけは独身でいるだろうと思っていた人(もしくはそう宣言していた人)が
あっさり結婚、しかもできちゃった結婚じゃなく、「ただ一緒にいたくて」なんて
セリフを照れもせずにいっていたりすると、軽く動揺してしまいます。
なんなんでしょうか。
ちょっと失恋したような感覚は。
手をつないで遊んでいた友だちが「夕飯よ~」と呼びに来たお母さんと一緒に
公園から去って行ってしまったような、寂しさと・切なさと・心細さは。
結局、くだんの友人シンガーの長い長いブログの末尾には、
それはネタであり、結婚するわけじゃないということが記されていて
「なあ~んだ」とホッとしたわけですが。
彼の茶目っ気のせいで、ひとりぐるぐる「結婚」について考察してしまったではないか。
晴天の連休に何してんだか、わたし(笑)。
さ、気を取り直して原稿書こう! そしてお出かけしよう!!
「それで、小説進んでる?」
いやいやいや。
わたし、小説なんて1行も書いてませんからっ!(笑)
母はわたしがいつか直木賞を受賞するだろうと言い続けていて(妄想?)
何回「小説なんて書けないから」といっても、しばらくすると
「で、いつごろ受賞するかしら?」などと聞いてきます。
ボケたフリして高度な洗脳かもしれません(笑)
言われ続けていたらいつか書けるかも……!?
いえいえ、小説はそんなに甘くありません。
作家さんの取材をするたび、「とうてい自分には書けない」と思います。
物語を生み出すって、本当に本当に身を削る大変な仕事ですから。
さて、そんな直木賞&芥川賞がいよいよ、きょう発表になります。
年に2回の出版業界のお祭り、いやがうえにもテンションが上がります!!!
しかも今回、とくに直木賞にノミネートされている作家さんは
ほぼ取材させていただいたことがあり、なかには仲良くさせていただいている方も……。
ドキドキがハンパないっ。
夕方から某作家さんの密着取材をしてまいります。
せっかくのお祭りですからね、楽しみたいと思います!
提案するブランド<JINS>。
軽くて丈夫なエアフレームが爆発的ヒットを飛ばしたことでも話題に。
同社の代表・田中仁(たなか・じん)さんにお会いしてきました。
さて青山にあるオフィスは、白を基調にしたクリーンな空間。
そこでおしゃれなメガネ男子&メガネ美人たちがお仕事に励んでらっしゃいました。
みなさんの素晴らしく片付いたデスクの横の通路を通って社長室へ。
口ぐちに「こんにちは」「いらっしゃいませ~」と挨拶してくださるのですが、
それが嬉しいやら恥ずかしいやら……。花道を歩く役者のような気分でした。
興味深い話がたくさん聞けたので、いい記事にしたいと思います!
▼メガネ美人を見つけ! 広報の川崎さん(左)と、編集者の深沢さんです。
わたしも家ではメガネッ子なので、かわいいメガネがほしくなりました☆


作家の朝井リョウさんとともに、フェアに出展されていた
アルクの平本社長を訪ね、インタビューするという取材のためです。
朝井リョウさんは早稲田大学在学中の現役大学生作家。
デビュー作『桐島、部活やめるってよ』がベストセラーとなり、
注目を集めている「平成生まれの大型新人」さんです。
初めてお会いしましたが、笑顔の爽やかな好青年でした。
受け答えもハキハキ&しっかりしていて、さすが作家さん! という感じ。
わたしが大学生のとき、こんなにちゃんとできてたっけ?
あんまり記憶がないけれど、もっとぼんやり生きてたような……。
まあ、わたしと比べるのがそもそも間違ってますが!(笑)
さてそんなことはさておき、ブックフェア。
10:00の開場直前に着いたのですが、すでに人・人・人!
活字離れなんてウソでしょ、といいたくなるほどの盛況ぶりでした。
各出版社のブースには、市価の10~20%オフで購入できる本が並んでいたり、
本にまつわるワークショップや、著名人のトークショーなども開催されていて
まさに「本の祭典」という趣き。
取材がメインだったので、じっくり見る時間はありませんでしたが、
本好きさんや、本に関わる仕事をしている方々の熱いパワーに触れることができ、
ワクワク楽しいひとときでした。
この取材の模ようは文芸雑誌『野性時代』(角川書店)の9月号に掲載されます。
詳細はまた改めてお知らせしますね。
▼取材後、朝井さんを囲んで記念撮影。
左から、カメラマンのホンゴさん、野性時代の深沢さん、朝井リョウさん、
野性時代の遠藤さん、カメラアシスタントの古福さんです。
皆さま、おつかれさまでした!

でも、それって思いを熟成させているということなのかもしれません。
だから必要な時間だと思うことにします。
ツイッターは思ったことをパッと口にするようにつづるルーツですよね。
つい考えすぎて、どつぼにハマってしまうきらいのあるわたしには
もしかすると逆にいいのかも?
いや、やっぱり超筆無精なので向いてないのかも(ライターのクセにね……)
というわけで、検討中。
誕生日にいただいた大好きなガーベラ、
小まめに水切りをしていたら2週間以上持ちました。
茎をどんどん短くしていき、ついには数センチになったので
涼しげなガラスの食器に浮かべてキッチンに置いています。
あと数日咲いていてくれたら嬉しいな~と思いつつ、眺める日々。
料理の時間がちょっぴり楽しくなりました。

夜空を見上げてみたけれど、ミルキーウェイどころか星のカケラも見当たらず。。。
でも! こういうとき、妄想族は助かります。
目を閉じればそこには光り輝く星空が広がっているのです☆
あれやこれや……いろんなことをお祈りしました。
街のあちこちで七夕飾りを見かけます。
渋谷某所で短冊に願いをつづることができたので、さっそく友人と書いてみました。
▼真剣すぎる表情のこずえちゃん。どんな願いを書いたのかなあ?

短冊を見てみると「宝くじが当たりますように」とか「嵐に会えますように」などといったミーハーな願いも多かったけれど、なかにはキュンとしちゃう乙女な願いもあり、「叶うといいね!」と姉さんは思いました。
▼織姫の時代から、女子が願うことの筆頭はやっぱり恋愛ですものね♪

みんなの願いが、天に届きますように!
『一個人 for WOMAN』(発売中)で、作家・林真理子さんのインタビューを担当しました。
毎日新聞で連載していた『下流の宴』についてです。

深刻になる格差社会の状況に警鐘を鳴らしつつ、
たとえどんな境遇にあっても、学び、知り、向上心を持つことで
負の連鎖を断ち切ることができる……。
そういった力強いメッセージを感じることのできる小説でした。
未読のかたはぜひ!
インタビューもよかったらチェックしてみてください。
日本のパワースポットについての細やかな特集も、読み応えたっぷりです。
(「伊勢神宮の歩き方」とか、「知っておくべき日本の神話」なんて記事も魅惑)
こういった文化系の媒体に執筆させていただく機会があると、
“なんちゃって歴女”を卒業して、歴史を学びなおしたくなります。
老後の楽しみに、、、なんていってないで、講座にでも通ってみようかな~。
『下流の宴』じゃないけれど、“学ぶ気持ち”を忘れずにいたいものです。