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カテゴリ:コラム( 25 )

人に期待しない生き方。

人に期待しない

こう書くと、誰のことも信じられない悲しい人のように思われるかもしれない

けれど、違う

これは、わたしが思う自分らしい生き方

ああしてほしい
こうしてほしい

こんなふうに言ってほしい
わたしだけ特別だと思ってほしい
力になってほしい

そんなふうに勝手に「期待」するから、そうならなかったときに悲しくなったり、恨んでみたり、腹を立てたりするんだ

でも何の期待もしていなければ、何もしてもらえなくて当然なんだから「ま、そんなものだよな」と思えるし

逆にいただいた善意や親切や愛情が、何倍にも何十倍にも、嬉しく、ありがたく感じられる

よく「人を変えるより自分が変われ」っていうけれど、本当にそうだ

他人が変わってくれることを期待せず、自分の行きたい方向に舵を切ればいいだけ

そのうち景色も変わり、集まってくる人も変わってくる


以前はいた

『助言がほしいわけじゃないの。不要なの。ただ、あなたはわたしの話に「うんうん」とうなずいていればいいの』

「哲学」とか「心理学」とか、ちょっとかじった学問を盾に、万能になれたつもりでいる自称セラピストとか

依頼をしてくるときは紳士ぶっているくせに、こちらのお願いをスルーして返事もよこさない不義理マンとか

パラハラと気づきもしないでパワハラしてくる作家とか


そういう人たちに媚びるんじゃなく、嘆くのでなく、すがるのではなく、毅然とした態度の自分でいればいい

心が通じ合えない人がいただけさ……と思えばオールOK

いまわたしの周りには、誰かに期待せず、寄りかからず、自分の足で立っている人たちがいる

類は友を呼ぶって、とても正しい

半径数メートルに嫌いな人、苦手な人がいないって、なんて心が健やかだろう

すねるんじゃなく、意地を張るんじゃなく、ただただ期待しないだけ


これからも続けたい習慣


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by youyounote | 2018-08-21 11:40 | コラム | Trackback

とても素敵な写真集と出合いました。

アマチュア写真家の石田榮(いしだ・さかえ)さんによる
『はたらくことは生きること』(3600円+税、羽鳥書店)。

昭和30年前後の高知で、石田さんが
「働く人びと」の姿を撮影したクロニクルです。


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▼背表紙。浜で綱をたぐる女性たち。

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写真集のなかに、こんな説明文ががありました。

「石田榮は、敗戦後、海外引揚者から譲り受けた
カメラで写真と出会った。
働いて日々を生き抜くなかで、休みの日、
カメラを片手に
日曜日でも体を張って働く
一次産業の人びとへ会いに通った。」

写真集をめくってすぐの見開きページに、
海岸にいる人々の姿が飛び込んできました。

男性ひとりはふんどし姿。
漁に使うであろう木材でできた道具をかつぎ、
その傍らには、
妻とおぼしき女性がはにかんでいる。

※後ろのページに注釈があり、この木製の道具は、
船をつないでおくための「轆轤(ロクロ)」
だということがわかりました。

もうひとりの男性も家族でしょうか? 

後ろ姿から初老の頃に見えますが、
贅肉のない引きしまった体躯から
彼もまた「働く人」ということがわかります。

さらに遠くに、浜に座って作業をしている
男性の姿も写っています。

この写真を見た瞬間、わたしはただただ
「なんて美しいのだろう」と思いました。

贅肉のない「働く人の体」も美しいし、
はにかんでいる笑顔も美しい。

採石場や、畑や、田んぼや、あぜ道や、浜で
働いている人びと。

どの写真の写る人もみな、生き生きとしていて、
こちらもつられて笑顔になるような
いい表情をしています。

一次産業の仕事が
大きな割合を占めていた時代とはいえ、

現代ならば「3K」と呼ばれるような
重労働をしているのに、です。

彼らにとって、「働くことは生きること」であり、
しごく当たり前のことだったことが伝わってきます。

誰かから搾取するのではなく、
自分の手と、足を動かして、正直にお金を稼いでいた。

そのことが伝わってくるから、
まぶしく、いっそう美しく思えるのでしょう。

また、彼らが飾らない「素」の表情をしているのが素晴らしい。

それはきっと石田さんの気さくなキャラクターと、
石田さんが彼らと同じ目線に立って
親しみを込めて撮っていたからではないか……。

そんなことを思いながらページをめくりました。

たとえば高名な写真家が「この時代を記録しよう!」と高尚な動機で撮っていたら、
まったく違ったものになっていたはずです。

本書のなかには、石田さんが書かれた「私の写真人生」という
エッセイも収録されていますが、

「撮影で気を付けたこと」が記されていました。

「撮影に際しては、一人で行き、
同じ労働者であるという仲間意識を大切しました」

ああ、やっぱり。 
「そういう工夫をなさっていたんだ!」と納得しました。


ちなみに、石田さんは1926年(大正15年)生まれ、
御歳90歳です。

▼下記に、プロフィール写真を転載しました。
なんと素敵な笑顔でしょう! 

年齢を重ねると、人柄が表れた顔になるといいますが、
石田さんはきっと
豊かな人生を送ってこられたのでしょう。

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戦時中、高知海軍航空隊の
航空機整備兵だったという石田さん。

巻末にはその体験談もつづられています。

そう! この写真集は読み物も充実しているのです。

写真の部分で、当時の人たちを「感じ」、
文章の部分で歴史や事実を「知る」。

そんな丁寧な作りなのです。

単に「日本人の心は豊かだった」「昔はよかった」
などというセンチメンタリズムに終始せず、
いい意味で淡々と、けれど丁寧に事実を伝えることで、
わたしたちに「考える」余地をくれる。

そんな「余白」もこの写真集の魅力です。

わたしは、ずっとずっと昔に、
鬼籍に入った祖父母のことを思い出しました。

祖父母もまた農業に従事していたのですが、
わたしが物心つく頃には隠居していたため、
現役バリバリで動いている姿を見たことはありません。

でも、きっとこんな風に
働いていたんじゃないかと思えたのです。

仲間や家族と助け合って、懸命に。
けれど喜びを持って働いていたのだろうな、と。

ページをめくるたび、涙があふれました。
それは、悲しかったからではありません。

もう2度と会うことができない祖父母と、
思いがけず再会できたような気がしたからです。

嬉しい、嬉しい、再会でした。


これは高知県が舞台ではあるけれど、
戦後の日本を支えた日本人の真の姿なのだと思います。

彼らの真摯なまなざしが、
「どんなに世知辛い世の中であろうと
しっかり働き、たくましく生きてゆけ!」と
エールを送ってくれている、そんな気がするのです。

これからも折に触れ、
この写真集のページをめくりたいと思います。

激動の時代を生き抜き、豊かな日本の礎を築いてくれた
ささやかな市井の人たちを思い出すために。

何度でも、祖父母と再会するために……。

そして、こんな風にも思いました。

「生きるために働く」のではなく
「元気に働けることは幸せなことなんだ」。
そんなスタンスで生きていけたらいいな、と。



またひとつ、大事な宝物が増えました。
とても嬉しいです。

最後になりましたが、この写真集を豊かな感性と並々ならぬ情熱で作り上げ、
わたしにご紹介くださった
デザイナー&アートディレクターの長尾敦子さんに
感謝の気持ちを贈ります。

また、「レガシー」と呼ぶべき、尊い写真のかずかずを
撮影し、こうしてわたしたちに見せてくださった
石田さんに、心からの拍手を送りたいと思います。

素晴らしいこの作品が、
ひとりでも多くの方の手に届きますように。

そのことをただただ、願ってやみません。

特設の応援サイトはこちらから。https://ikirukoto.tumblr.com/



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by youyounote | 2016-11-02 15:20 | コラム | Trackback
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映画(試写)を観た。

来年3月13日に公開される『ブルックリンの恋人たち』(原題:『SONG ONE』)。
アン・ハサウェイ(主演とプロデューサー)×『プラダを着た悪魔』のスタッフによる、NYが舞台のラブストーリー。

あらすじは、下記。

人類学の博士号を取るため、モロッコで暮らしているフラニーのもとに、母親かから1本の電話が入る。「弟が事故に遭ったの。戻ってきて」。

急ぎ、故郷のNYに帰ると、昏睡状態の弟が病院のベッドに横たわっていた。

日記から見えてくる「自分の知らない弟」。彼がアルバイトをしていた楽器店や、なじみのカフェなどをめぐりつつ、街の「音」を録音し、弟に聴かせるフラニー。そんな日々のなか、弟が憧れていたミュージシャンのジェイムズと出会い、惹かれ合っていく。が、彼はNYから遠く離れた街で暮らしていて、最後のライブが終わったら帰ってしまうのだ。そして別れの日が近づいて……。


アメリカ版の予告編に、こんな文字が流れた。

SOME PEOPLE COME INTO YOUR LIFE.

誰かとの出会いが―ひとつの恋が―人を変え、景色を変え、人生を輝かせることがある……。

まさに、その奇跡みたいな出会いについて描かれた作品だった。

ただの甘い恋愛映画じゃない。

自立した女の、仕事と、生き方、さらに、つかの間の(そして生涯の)大切な恋を描いた人間ドラマ。

恋ってすばらしい。
観終えたあと「わたしは人生であと何回、恋をするかしら?」と考えたりもした。


そして、歌の持つ力についても再認識させてくれた映画だった。

わたしは決して、歌は上手じゃないけれど、歌うことが大すきだし、聴くこともだいすき。
それから、心震わす歌声を持っている人や、魂を表現するように楽器を弾く人を心から尊敬している。

いつの時代も、歌に励まされ、導かれてきたから……。

この作品には音楽へのリスペクトがある。
いい曲がたくさん流れているという点でも、観る(聴く)価値のある映画なのだ。

それにしても、アン・ハサウェイの演技、すばらしかったなあ!

モロッコに住んでいる冒頭のシーンでは、色気の「い」の字もないし、少年みたいに見えるんだけど(美人には見えない)、恋をして、少しずつキレイになっていくんだよね。

俳優ってスクリーンのなかで「自分を美しく見せたい」と思ったらきっとダメなんだ。見せようとせずに、美しく見えるってことがとても大事で。

それは、いま再放送されている『29歳のクリスマス』の山口智子さんを見ていてもそう思う。

「美人に見られたい」なんて一切思わず、どこにでもいるような「市井の人」になりきっていて、本当に存在している人に見える。

自意識を外して演技をしているかどうかって、ちゃーんと視聴者は見抜いてしまうからね。

というわけで、『ブルックリンの恋人たち』のなかで、くるくると表情を変えていくアン・ハサウェイにも注目して観てもらえたら、この映画が2倍楽しめるんじゃないかと思う。

アンの相手役を務めたイギリス人ミュージシャン(俳優)ジョニー・フリンの歌と演奏、最高だった!

ギターとバイオリンの音色それぞれ、すごくいいソノリテ(響き)で、ずっと聴いていたいと思ったくらい。

まだこの映画の世界のなかを、ぐるぐる旅しているわたしは、何度も何度も予告編を観ては彼の歌声に聴き惚れているのだった。

ps、NYの都会的な街並みもワクワクさせてくれる。いつかゆっくり旅したい街。

予告編はこちらから
by youyounote | 2014-12-16 23:36 | コラム | Trackback
先だって発表された「ユーキャン 新語・流行語大賞」の候補語50語を並べてみました。

輝く女性/STAP細胞はあります/バックビルディング/まさ土/トリクルダウン/デング熱/ダメよ~ダメダメ/2025年問題/危険ドラッグ/アイス・バケツ・チャレンジ/家事ハラ/マタハラ/ありのままで/レリゴー/こぴっと/ごきげんよう/リトル本田/J婚/ゴーストライター/タモロス/マイルドヤンキー/リベンジポルノ/JKビジネス/絶景/レジェンド/ゆづ/妖怪ウォッチ/塩対応/マウンティング(女子)/こじらせ女子/女装子/号泣会見/セクハラやじ/集団的自衛権/限定容認/積極的平和主義/勝てない相手はもういない/カープ女子/ワンオペ/ハーフハーフ/消滅可能性都市/壁ドン/ミドリムシ/壊憲記念日/イスラム国/雨傘革命/昼顔/塩レモン/ビットコイン/エボラ出血熱/

以上のなかから、わたしが勝手に予想した順位は下記。「極私的」というよりは周囲でよく耳にした「女子的」なチョイスかもしれません。

1.ダメよ~ダメダメ
2.レリゴー
3.妖怪ウォッチ
4.危険ドラッグ
5.昼顔
6.STAP細胞はあります
7.ゆづ
8.塩レモン
9.壁ドン
10.J婚


上位4位までは、語るべくもありませんのでスルーし(笑)、
5位の「昼顔」から、これまた勝手に解説してみようと思います。

5位の「昼顔」は、「こんなドラマ作ったら、不倫したい願望の妻が増えるんじゃない?」と
心配になるほど、みんなよく話題にしてましたね。

「斎藤工くんみたいな人が現れて、自分に興味を持ってくれたらさあ、惹かれるに決まってるよ~」とか、
「北村一輝の体、ムダにムキムキすぎる!」とか……。

禁じられた恋だから燃える……ってこと以前に、キャスティングの妙だったような気がしてなりませんが(笑)。

6位の「STAP細胞はあります」。

理研の小保方晴子さんが記者会見の場で涙ながらに語った言葉ではありますが、
個人的には、そのぽっちゃり体型から「親方」の愛称で親しまれている、
大・大・大好きな新潮社のスター編集者・中瀬ゆかりさんが某番組が放った、

「タップタップ細胞はあります」(おなかタップタップだったかも?笑)のほうがツボでした。
いや、ツボすぎました。

中瀬さんの言語感覚、ほんとうに素敵です!

そして7位の「ゆづ」。

これは、果物のゆずでも、ミュージシャンのゆずでもなく……。
スケート選手・羽生結弦くんのこと!(これ、意外と「?」な人も多いみたいです)

昨日行われたグランプリシリーズNHK杯では万全の状態ではないなか、4位と健闘。
しかも試合後の爽やかで潔いインタビューにも好感が持てました。

「ケガによる準備不足ではなく、これがいまの自分の実力です」と。

あんな王子様みたいなキラキラのルックスなのに、この男気あふれるコメントですよ!
人気者になるのも納得×10ってものです。

余談ですが、1位に輝いた村上大介くんの演技もほんとうに素晴らしかったし、
少年のような茶目っ気たっぷりの表情にも、キュンとさせられましたけどね♡

8位の「塩レモン」は、SNS上で「作りましたぁ〜」と、
料理できます自慢的にアピールしてる女子がめっちゃくちゃ多かったアイテムです(笑)。

9位の「壁ドン」はイケメンが壁に手をついて女子を閉じ込める(?)愛情表現。

※この説明で伝わる???少女マンガを読んで育った女子からすると「ナニヲイマゴロ?」な
事象ではありますが、でもぜひ福士蒼汰くんにやってもらいたいので選んでみました(笑)。

ちなみに「マウンティング(女子)」は、あちこちの女性誌の記事や、
女性との会話のなかでかなりの頻度、目にしたり、耳にしたりしたワードです。

ただ、女が集まればいろいろあるのが当然なので、事象自体は真新しいことではないんですよね。
でも新語・流行語の観点からすると、ものすごーく旬という気がします。

そして、10位の「J婚」。

これも年配のかたには「ん?」というワードかもしれませんが、わたしの周辺でよく耳にしました。

J=自衛官 婚=結婚

つまり、自衛官が婚活市場において大人気ということなのです。
「自衛官と結婚したいよー」という女子が多い、ということですね。

人気の理由は公務員の安定感、男らしさ……などなど。

わたしにも自衛官の友だちが何人かいますが、実際にはわたしたちが思うよりもはるかに激務だと思います。

誰にでも務まる仕事じゃないと断言できる。

本人はもちろん、奥さんはほんとうに心配でしょうし、大変だと思う。
災害救助や有事の際は、命に関わる仕事ですから。

だから夫を支えるだけじゃなく、自分も国を支えるんだという志を持てる人こそ、
自衛官と結婚すべきだと、わたしは勝手に思っています。


さあ! 新語・流行語大賞のベスト10と大賞の発表は、いよいよ、12/1(月)です。

わたしが予想した言葉はいくつ入っているでしょうか。気が向いたとき答え合わせしようかな♪

▼以前、自衛官の友人・ジュンちゃんからいただいた「自衛隊限定」のお菓子です。
パッケージを見るだけでは中身の予想はまったくつきません。
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▼開けてみたら……ミニサイズのおまんじゅうでした! 自衛隊限定商品ならでは「陸」「海」「空」の焼印が押してあります。
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▼とりあえず、海上自衛隊ファンのわたしは「海」を食べてみました。こし餡の優しい甘さが口じゅうに広がってめっちゃおいしいー! 日本茶を淹れて、続けざまに「空」も「陸」も食べちゃった(笑)。ジュンちゃん、ありがとう! お仕事がんばってくださいね〜。
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by youyounote | 2014-11-29 12:26 | コラム | Trackback

先輩は青春と同義。

女子という生き物は、なぜにあんなにも「先輩」という生き物に憧れるのでしょうか?

わたしも例にもれず、中学時代はひとつ上の先輩が好きでした。高校は女子校だったものの、他校で憧れていたのはやはり、ひとつ年上だったし……(遠い目。笑)

いま思うと、存在そのものより、「先輩」という響きに憧れていた気がします。

アホ面してマンガを読みふけっている同級生と違って、先輩はオトナだし!(いや、いっこしか違わないから先輩だって単なるコドモなんだけど。しかも自分もコドモだったし)。

手が届きそうで届かない絶妙な距離感がいいんだよね!(恋は多少の障害があったほうが盛り上がるっていう少女漫画の法則がしみ付いてたんでしょう。笑)ってな具合に……。

朝ドラ『あまちゃん』で福士蒼汰くんが演じた種市先輩が、爆発的な人気者になったのも納得です。

福士くんのあの爽やかなキャラクターと、日本人女子が大好きなキーワード「先輩」の相乗効果ですよ、あれは!

だってオトナになったらいわないもんな、先輩って。
とくにわたしのようなフリーライターだと、会社の先輩もいないので、いう機会ゼロですから。

つまり、「先輩」という言葉は「青春」と同義なわけです。
失ってしまって2度戻れない場所。フォーエバーグリーンな日々……。

だからこそ、いくつになってもまぶしく思えるのでしょうね。

種市先輩じゃなくなった福士くんはというと、学生服を脱いだ男子が色あせてしまうのとは違い、いまもなお、キラキラとした光を放ち続けています。

いつか取材でお会いきたらいいなあとも思っています。

でも……できることなら本当はティーンに戻って、同じ高校に通い「福士先輩いいよね!」とか「きょう、先輩が見れてラッキー!」とか、休み時間に友だちとワイワイキャイキャイ騒ぎたい♪

って、かわなぬ夢なんですけどね(笑)

ローマ国際映画祭にてイタリア語と英語のスピーチを披露している福士くん。これはかっこよすぎて反則級です。http://www.youtube.com/watch?v=noKBFidWhmw
by youyounote | 2014-11-17 01:05 | コラム | Trackback
世の中は「セクハラやじ」の問題で揺れています。

小さいけれど大切な1票を持っている東京都民としては、やじを飛ばした複数人の議員、そして一緒に笑っていたというすべての議員を一掃したい気分!

けれど、たとえ一掃したところで、次なる「セクハラおやじ」は必ず現れると思う。

というか、わたしは今回のことは「セクハラ」というよりも、「弱い者いじめ」に近いんじゃないかと考えています。

「美人だから当選できた元タレントの新人か。俺らの敵じゃない。でも一発ぎゃふんと言わせておくか。なになに? 35歳の独身だって? それなら、一番痛いところを突いてやれ!」

って感じで、出たやじだったと思うのです。

もちろん、「女のくせに結婚もしないで」「子どもも産まないで」という発想がセクハラなのかもしれないけれど、権力を持っている人のおごりが問題だと思う。

「(有権者に)選んでいただいた」という意識はとっくに失われ、「選ばれし特別な者」とお山の大将になっているからこその発言。

どこの社会にも地域にもいますよね? 
ああいう人たち。

そして、そんな価値観を持っているのは何も男性だけじゃないと思うのです。わたしも以前、ある、おばさんに言われたことがあります。

「せめて35歳までには産んだほうがいいと思う。子どもがいない人生なんて味気ないわよ」と。

「なぜ他人の人生なのに、絶対的な価値観として言い切れるんだろう?」と驚いた。

結婚して子どもを産み育て、自分も成長していくことは尊い。

でも、時代は平成。

いろんな価値観で生きる人がいて当然。

でもまだまだ古い価値観は根強くある。
男にだって、もちろん女にだって――。

そんな折、講談社のPR誌「本」7月号に掲載されていた作家・小池昌代さんのエッセイ「平凡」を読みました。

このセクハラやじ問題が起こる以前に書かれたものであるのに、すごくタイムリーな内容でした。

とくに惹かれた箇所を一部を抜粋します。

~・~・~・~・~・~・
書く人、作る人には、子供への恐怖心がある。正確には、子供を作ることに対しての。なにしろ、自分自身が子供でありたい人々だからねえ。それに現実の子供って、自分が大事に積み上げてきたものを、平気で更地にしてしまう破壊力を持ってる。

~・~・~・~・~・~・
少子化の折、とにかく、出産にまつわる事柄は、さらっと通り過ぎることができなくて、時に大きな意味を付与されがちだ。産んだ人と産まない人とのあいだにも、妙な壁があり、言葉を選ばなければならないこともある。裕福と貧乏、男と女、雇用と非雇用。線引きをすると、何か片付いたような気分になるけれど、わたしはあらゆるラインを消すようなことがしてみたい。産んでないけど、母、とか。

昔、山の子供が次々生まれて、どの子も誰の子か、と問われないという詩を書いたが、あのころから、子産みについては、同じ思いを持っている。いちいち、誰の子か、人は聞くけど、知らないよ。このわたしが産んだ子だよ。で、子供のまわりにいる子供も、自分の子の延長で、区別しないで、ついでに面倒を見る、というのが、わたしの理想。



すごく素敵な考え方!

産んだ人と産まない人が同等でいられて、さらには、「子どもはみんなの宝」だと他人の子であっても手を差し伸べる人であふれている国。

日本がそうなったら、なんて素晴らしいだろう。

キレイごとかもしれないけれど、ただ「セクハラおやじよ、いなくなれー!」と念仏のように唱えているだけより、自分で行動できるところがいいじゃないですか!

今回の件が、古い価値観にどっぷり浸かり切った人たちを覚醒させるキッカケになったらいいなと思うし、わたし自身も自分の価値観を誰かに押し付けないようにしようと思う。

by youyounote | 2014-06-24 04:44 | コラム | Trackback

創作の基本の「き」

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おそらく、今年さいごの文学賞の選考(下読み)が、やっと終わりましたー!

夏の終わりに届いた膨大な作品。
「1日1作読めば余裕でしょう」なんて思っていたのに、結局、締め切りギリギリで……。

でも! ちゃ〜んと、しっかり、ばっちり、カンペキに読みましたYO!(当然ですけど。笑)
そして、選考のコメントも精一杯、書かせていただきました〜。

▼コメントはすべて手書きです。えんぴつと消しゴムがまだまだ大活躍! 
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読んでは書き、書いては読んで……。

はぁ〜、もう、おなかいっぱいです! でも楽しかったー! 
どんな作品が選ばれるのでしょう? そして、どんな作家さんが誕生するのでしょうか?

結果が楽しみ〜♪

そうそう。
ときどき、知人友人から「いい小説を書くアドバイスを!」と相談を受けることがあります。

作風やテーマは信じるものを貫いて書いていただければと思うのですが、基本的なことをあらためてここに記しておこうと思います。

わたしの独断と偏見ですので、ご参考までに!

・キラキラネーム的なペンネームはやめたほうがいい(※物語が面白ければいいのですが、マイナスに働くこともあります)
・誤字脱字は徹底的にチェックする(少しづつ× 少しずつ○ など。誤字脱字が多すぎる人はそれだけで不合格!ってなることもあるのです)
・一人称と三人称が混ざっていたら、統一する(意図的なものは除く)

そして、これはもう絶対に!ということがひとつ。

・2段組でプリントするのはやめる
用紙を節約したいのでしょうか? けっこう多いのですが、読みづらいことこの上なく、イライラします。
わかりやすいフォント&大きさで印刷することが大切です。

そして、最後に一番大切なことを!

書いて、書いて、書きまくってほしいということです。
1回ダメでも翌年書く。その翌年も書く。翌々年も書き続けてほしい。

1回で入選するなんて人は稀なんですから、へこんでる暇があったら手や頭を動かさなきゃーですよ。

そんなの言うのは簡単! やるのは大変! ですよね、よーくわかります。
でも、作家になりたいのであれば、人の倍(本当は10倍くらい?)は努力しないと難しいと思います。

才能があり、さらに、書き続けるという努力をしている人ばかりなのですから!

あと、プロの書く小説をちゃんと読んでください。※オレ、人のは読まないしーみたいな人もいるのですが、そこにはヒントが満載です。

プロと自分の違いはなにか? プロより面白いものを果たして書いていけるのか?

自問自答するような気持ちで読んでほしいのです。

えらそーに書きましたが、わたしは読むのがすきなだけで、小説は書けませんー! あしからず(笑)
by youyounote | 2013-11-16 01:49 | コラム | Trackback

東京の春、夜のお散歩。

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取り置きしてもらっていた本を受け取りに本屋さんへ。
自転車こいで、夜のお散歩。

こないだ「なぜ東京で暮らすのか」って話になったとき、うまく言葉にできないなと思ったけれど、
「夜も開いてる本屋さんまで、歩いて行けるからかも」って、ふと思う。

それがすべてではないけれど、でも、それも大事な理由のひとつ。


カルディに寄って、スパム缶とニョッキとバタークッキーを買った。

あ、近所にカルディがあるのも理由のひとつだ。
スパイスとか、チーズとか、おしゃれな食材がいっぱい揃ってるお店。

大好きすぎて、行くともれなく、財布の紐がゆるんでしまって困るのだけど。


でもね、ほんとうはそんな物質的なことではなく、いろんな人に出会えるから。
きっと。

全国各地からいろんな人が集まってくる街だから。
誰でも受け入れてくれる場所だから。


帰り道、ハミングしながら空を見上げたら三日月が輝いてた。
「いい夜だな」って思いきり深呼吸したら、花粉を吸い込んだのか、くしゃみが出た。

東京の春。
大好きなこの季節が、今年もまた巡ってきた。

ps、写真は近所の公園で撮った花。もうそこここで、春の花が芽吹いています。



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by youyounote | 2013-03-16 22:11 | コラム | Trackback
昨夜放送されていた、北野武さんの冠番組「たけしのニッポンのミカタ!」(テレビ東京)が興味深いテーマだった。

タイトルは、「21世紀の幸福論 ニッポン人は不幸なのか!?」

バブル期を経験した40代以上の世代は、当時をこんな風に振り返る。

「毎晩飲み歩いていても妻子を養えてお金も余っていた」
「夜な夜なディスコで楽しく踊っていた」
「入社してすぐ上司に銀座に連れて行ってもらえた。でもいまはそうしてあげられなくて申し訳ない」

などなど。

ほとんどの人が口を揃え「いまの若者は自由になるお金も少なく、不幸だ」と言っていた。
幸せ=お金、という価値観が定着している世代なのだろう、とコメンテーターたちは語る。

けれど、当の20代たちは、概ね、自分のことは幸せだと感じていて、世代間で大きなギャップがあった。

彼らが幸せと感じるのは、

・休日に家でゴロゴロしているとき
・お風呂に入って温まったとき
・朝起きて、顔を洗い「よし、今日も始まるぞ!」と思うとき
・コンビニで買ったシュークリームがおいしかったとき

など、とても日常的なこと。

2人の20代男女に密着取材していたけれど、その様子も非常に興味深かった。


アルバイトの男性は、神奈川の1Kのマンション(家賃5万円)に彼女と同棲中で、
毎日、彼女が作ってくれる食事を食べ、たまにファミレスなどで外食するのが幸せと語る。

また、携帯ショップで派遣社員として働く女性は、古い団地(家賃3万円)に住み、
動画サイトに「踊ってみた」を投稿し、コメントをもらうのが幸せだという。
「自由な時間を奪われる正社員にはなりたくないし、恋愛・結婚したいとも思わない」と淡々と話していた。

つまり、幸せ=お金ではないということ。

もちろん、どんな時代にあっても多様な価値観はあるわけで、
お金儲けがしたい!いい車に乗りたい!素敵な異性と付き合いたい!というモチベーションを持つ人もいるだろう。

ただし、SNSをはじめ、ネットで人から「承認」されることが何よりも幸せと感じるあたりは、
生まれたときからネットが繋がっていた世代ならでは、なのかもしれない。
(「いいね」を欲しがるオトナもたくさんいるけれど)

わたしはちょうど狭間の世代だからか、MCの国分太一さんが「もっと希望を持てよ~!」と叫ぶたび、
なんだか妙な親近感を抱いてしまった。

20代代表(であろう)ゲストの鈴木奈々さんが
「彼氏と行く旅行も、箱根とか伊豆とかで十分。海外旅行には行ったことがない」と言うのに対し、

「海外でしか感じられないことも、たくさんあると思うんだけどなあ」としみじみ語る国分さんに、またしても同感。

わたしは旅することで自分の存在のちっぽけさ、英語力(コミュニケーション能力)の低さを痛感し、
さらには日本という国がもっと好きになれた経験があるから。

とはいえ、20代が感じる「ちいさな幸せ」はわたしも理解できる。

たとえばバブル期にステイタスの象徴とされた
「高級外車」や「ブランド品」や「高層マンション」などにはまったく興味がなく、
もちろん、クリスマスに高級レストランやホテルに連れて行ってもらった経験もない。

さらに、高級店ではなくても、感じのいい手頃なレストランで食事をするので十分だし、
本当に「ちいさな日常」が幸せだな~と感じる。

それでいいじゃん。多くを望まなくても、、、と思うのも納得できる。

ところが、番組後半、経済評論家の平野和之さんが
「幸せと感じる若者が多くなればなるほど、日本経済は破滅に向かって行く」と指摘しているのを聞いて、ハッとした。

そうか、それじゃあダメなんだ、と。

毎年、借金が膨らみつづける日本の逼迫(ひっぱく)した経済に無関心な若者たちが、デフレスパイラルを助長している、というのだ。

経済破綻したギリシャも、破綻する直前まで国民の多くは自分たちは幸せと感じていたという。
(ヨーロッパのなかで、「幸せアンケート」は第2位だったそうだ)

番組では結局、「こうすればいい」という結論は語られず、
北野武さんの「時代に合わせて価値観を変えていくしかないってことだな」というコメントで締めくくられた。

あとは考えて自分で動け、というわけだ。

経済オンチのわたしには、自分がどうすればいいのやら、さっぱりわからなかったけれど、
ただひとつ、向上心と好奇心だけは失わずにいようと思った。

仕事でのモチベーションがお金を生み、経済活動の一助になるだろうし、
経済を知ろうとすることで知識不足を補え、
自分なりに若く美しく健康でいたいという気持ちが気力と体力を維持させる。

そうやって元気でいることが国を支える中核となるわたしたち世代にできることなのかもしれない。
でもやっぱり苦手意識を克服して、もうちょっと社会全体のことも勉強しなくちゃいけないなーとも思う。

▼番組ホームページより。テレビ東京で毎週金曜日22時から放送中。
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by youyounote | 2013-01-19 14:00 | コラム | Trackback
遠くに行かなくても、自宅から半径数100メートルに素敵な場所がたくさんある。

近所の公園で、紅葉を見つけたとき、こう思った。

「幸せは遠くの楽園にあるんじゃなくて、自分の半径数メートルで育ててゆくものなんじゃないか」って。


久しぶりに、いきものがかりの『ありがとう』を聴きながら、日々をちゃんと生きてゆこうと思った。
生かされていることに感謝しようと思った。

そんな秋の日にありがとう。

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by youyounote | 2012-11-20 02:59 | コラム | Trackback

熊本出身・東京在住のライター・作家、高倉優子の仕事や日々のこと。エンタメ系インタビュー、エッセイ、書評等を執筆。著書に児童書『学校犬バディ いつもいっしょだよ! 学校を楽しくする犬の物語』(角川つばさ文庫)がある。読書会「東京女子書評部」を主宰。野菜ソムリエや、全日本あか毛和牛協会認定「あか牛大使」としても活動する。youyounote@yahoo.co.jp


by 高倉優子