三浦春馬さんの死から学ぶこと。
先日、報道された俳優・三浦春馬さんの訃報。
なぜ?
どうして?
あんなに笑顔が似合う人はいないんじゃないかと思うほど、幸せそうに笑う人だったのに。
才能と人気をあわせ持つ、希有なエンターテイナーだったのに。
新垣結衣さんと共演した映画『恋空』の記者発表の際、ステージ上に立つ彼を見た。
後光が差しているかのようにキラキラしていて、「新しいスターが現れた」と感じた。
彼がヒロインのお相手役だった、ドラマ『ラスト・シンデレラ』が大好きで、何度も何度もキュンとさせられた。
若年層の自殺は、日本が抱える社会問題のひとつだ。
15歳~34歳までの死因、第1位は自殺。
交通事故より、病気より、自死する若者が多いなんて、とても悲しいこと。
なんて不幸な国だろう。
日々、SNS上にあふれる「死にたい」という言葉は、裏返せば「生きたい」というメッセージ。
それなのに、すくいあげられることなく命が失われていく。
三浦春馬さんの死から学ぶべきは、死んだらダメだという当たり前のこと。
大切な人がいなくなったら、悲しくて、寂しくて、辛いんだ。
自分をとりまく大切な人たちに同じような思いをさせないためにも。
あなたには、生きていてほしい。
この世には、たくさんの差別や理不尽や絶望があるけれど。
それでも。
生きて、生きて、生きて。
生き抜いて。
生きるためなら、どこかへ逃げてもいい。
すべてを投げ出したっていい。
生きる意味なんて問わないで、ただ生きて。
生き延びて、ほしい。
わたしは切にそう願っている。