ただいま、読書中!

先日、仲良し編集者の江里子さんとランチ@神楽坂。おいしい中華を食べながら楽しいおしゃべり♪

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そして現在、江里子さんが担当した2冊の書籍を絶賛、読書中です!

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左・『NETSUKE』(駒田牧子/著、渡邊正憲/監修、角川ソフィア文庫)は「根付」にまつわる本。

「根付といえば、ほら、横浜中華街の土産物屋さんとかにズラーッと並んでるアレでしょ?」ってくらいの知識しか持ち合わせていなかったわたしですが、そんな初心者でも楽しめる内容でした。

「まえがき」にはこのような紹介文が書かれています。

着物を日常的に着ていた時代、日本人はお金を入れる巾着や煙草入れ、あるいは水戸黄門でおなじみの印籠などを帯と腰の間から提げていた。それら提物(さげもの)の紐の端に取り付けた留め具が根付である。

腰から物を提げる習慣は他国にもあるそうだけど、根付のように美しい工芸品として発展した例はなく、日本独自の文化と考えられている、ともつづられています。

その根付がもっと身近になるように、歴史や特徴などをオールカラーの写真で紹介しながら解説してくれる本なのです。

細工を凝らし、ときに美しく、ときにユーモラスな表情を見せる根付。
写真を見ているだけでも楽しいのですが、「わたしたちが携帯ストラップやスマホカバーをあれこれ替えたくなるように、江戸時代の人たちも根付を集めたりしていたのかなあ?」と想像すると、もっと楽しくなります。

そしてもう1冊は、早稲田大学で14年間も勉学に勤しみ(修士・博士過程含む)、現在は一橋大学の非常勤講師も勤める多才なお笑い芸人・サンキュータツオさんの『ヘンな論文』(サンキュータツオ/著、角川学芸出版)

もともと、変わった論文を収集するのが趣味だったというサンキュータツオさん。
これまでに収集した論文のなかから、極め付きの論文を独自の目線で考察・解説する1冊です。

目次を見るだけでも、ふつふつと興味が湧いてきます。

「浮気男」の頭の中
「なぞかけ」の法則
「しりとり」はどこまで続く?
「おっぱいの揺れ」とブラのずれ
「湯たんぽ」異聞

タモリ倶楽部あたりで、取り上げられそうな、ゆるーいテーマではあるけれど、論文を書いたご本人たちはしごく真面目に、まっすぐに、学問としてテーマと向き合い、日々研鑽してらっしゃるわけで……。

そこに、何かを突き詰めて考察することがとてもお好きであろう学者気質のサンキュータツオさんのフィルターがかかることで、より面白く、興味深くなっているのです。

わかりやすい。
読みやすい。
何より、読んでいると「わたしももっと勉強がしたい」と思えてくるから不思議です。

自分の興味があることを突き詰める学問は、義務でやる勉強とは意味が違いますもんね。

帯に「最高に無駄な知的興奮!」と書かれていますが、サンキュータツオさんこそ、ご自分の学歴や知性を活かす職業ではなく、お笑い芸人をしているところが「最高に無駄」だと思うのですが……(笑)

でもわたしは学歴や経歴をある意味「無駄」にしている人に惹かれます。

たとえば、俳優の香川照之さん。
「東大を出たのに、学歴なんて関係ない芸能界に進むなんてクール!」と思ったから。

もちろん、知識はあれば無駄になることなんてないんでしょうけれど、数ある選択肢から俳優という職業を選んだというのがとても素敵だなと思いました。

だって東大出てるのに、みんなが見てる前で土下座させられるんですからね!笑(byドラマ「半沢直樹」)

本当は無駄ではないけれど、一見、無駄に見えることをしている人に興味津々なのです。

そんなわけで、サンキュータツオさん、これからはお笑い芸人としても著述家としても「ヘンな論文」収集家としても、注目していきたいと思います!

ああ、読書ってやっぱりすごく楽しいなあ。
今度、江里子さんに会ったら本の感想を伝えなくては〜♪
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by youyounote | 2015-03-30 23:43 | | Trackback

熊本出身のライター・作家、高倉優子の仕事や日々のこと。エンタメ系インタビュー、エッセイ、書評等を執筆する。著書に児童書『学校犬バディ いつもいっしょだよ! 学校を楽しくする犬の物語』(角川つばさ文庫)がある。読書会「東京女子書評部」主宰。アンアンウェブ 公式アンバサダー。「本棚ダイアリー」連載中。youyounote@yahoo.co.jp


by 高倉優子