観劇『ワルキュレー~ラインの黄金~』。
朗読劇、流行ってるなあ……などと思いながら、あまり前知識のない状態で出かけたら、まあ大変! ガツンと大きな衝撃をくらいました。なぜなら、大・大・大迫力の超ド級エンターテインメント作品だったのです!
▼その名も、新感覚・音楽朗読劇『ワルキュレー~ラインの黄金~』。
それを、たった7人の役者、鈴村健一さん、諏訪部順一さん、高橋広樹さん、沢城みゆきさん、高垣彩陽さん、蒼井翔太さん、山寺宏一さん(※井上和彦さんが急病につき、山寺さんがピンチヒッターに!)が、ひとり何役も務めながら「声」で演じていくのです。
演技(動き)こそないのですが、世界観に合った衣裳を身にまとい、豊かな表情で世界を作り上げていく……。
その声の演技が……すごい、すごい、すごいのひとこと! 鳥肌が立っては消え、立っては消えの繰り返しでした。さすがは、声優(役者)として第一線で活躍されているかたがたです。
また、この朗読劇は「スーパーサウンドシアター」と銘打たれていて、すべて生演奏。
土屋雄作さんのヴァイオリン、真鍋貴之さんのギター、斎藤幸太郎さんのチェロ、井上麗さんのハープ、natsumiさんのドラムが物語を彩ります。
しかも、BGM的な使われ方ではなく、まさに「声」と「音楽」の呼応、そして競演という感じでした。
さらに、柱状の煙がもくもくと立ち上り、そこに真っ赤なライトが当たって「炎」を表現していたり、目をつぶってしまうほどの閃光を効果的に使い「雷(いかづち)」を表していたり……客席にいながら風や香りを感じる、さまざまな舞台効果が!
まさに「こんなの初めてー!」の新感覚でした。
「その日、神々は汚される」
というキャッチコピーを読み、「むずかしい内容なのかなあ」とちょっと心配していたのですが、まったくそんなことはなく、
どんな立場の人であれ、誰かに支えられたり、誰かを支えたりしながら生きているということや、自分に与えられた天命をまっとうして生きていくことの尊さなどについて考えさせられる、優しいストーリーでした。
とにかく、すべてにおいて、素晴らしかった朗読劇。いえ、素晴らしいという言葉では、軽く思えるほどでした。観ることができてほんとうによかったー!
そうそう。
AKINAちゃんのご友人、沢城みゆきさんは、アニメ『LUPIN the Third―峰不二子という女―』の峰不二子役をはじめ、さまざまな役を演じている人気の声優さんです。
今回の朗読劇では、なんとひとり5役を務められていたのですが、いったいどうやったらあんなに豊かに声色を使い分けることができるのでしょう? とても同じ人間とは思えません(笑)。
AKINAちゃんにくっついて、ご挨拶に行きましたが、素顔もかわいらしくて、美しいかたでしたよ~♪(お土産に入浴剤までもらってしまった。優しい☆)
※余談だけど、以前取材した、小栗旬さんは「『峰不二子という女』のアニメ、すごくいい」って絶賛されていたんです。「ルパン三世に出てくる男たちは結局、不二子が好きなんだよ」という言葉に妙に納得したことを思い出しました。
そして。
最後になったけれど、声をかけてくれて、文化の秋を満喫させてくれた友人・AKINAちゃんに心からの感謝を! そして、一緒に観て、感想を語り合ってくれた友人・隆治くんにも感謝いたします。
▼山口・萩に旅したときのお土産に、と、素敵な和紙のメモ帳をいただきました。メモを取るのがモッタイナイくらい、上質で美しい和紙です。サンクス、AKINAちゃん☆
▼これは最近、ミャンマーを旅したという隆治くんからのお土産。ドライフルーツみたいなキャンディです。仏教国のミャンマーはどこか沖縄に似て、空や緑が美しく、治安もいい素敵な場所だったそうです。写真を見せてもらいながら、いつか行ってみたいと思いました。