猫ズのお昼寝。
「春眠暁を覚えず」って故事もあるくらいだから、昔の人もやっぱり眠かったんですね。
そして! ねむねむなのは、なにも人間だけじゃないようです。
うちのマンションの庭や、お向かいさんの屋根の上で、「野良猫ズ」(毛並みがキレイだから、ご近所さんの飼い猫なのかもしれません)が、しょっちゅう、昼寝をしております。
▼ある日。
たぶん、中央に寝ているのがママ猫で、彼女を囲むように眠っているのが子猫&パパ猫かな? と勝手に予想。しかし、まるでパズルのよう(笑)。
▼またある日。
これもたぶんママ猫に甘えて、子猫ズが寄り添ってる感じ? 「ママの背中、枕にさせてにゃん」。ああ、気持ちよさそう~!
▼またまたある日。
お向かいさんの屋根の上は、格好の「日向ぼっこ」スペースです。ふだん、彼らはここでもよく寝ているけれど、この日はシャンとしてました。猫語でミーティングでもしていたのかニャ?
このように「猫ズ・ウォッチング」を始めて、2年くらいが過ぎました。
「みゃあみゃあ」とちいさな鳴き声を上げていた子猫ズが、いまでは、パパ猫やママ猫と見分けがつかないほど大きくなって……。
時間の流れを感じます。「諸行無常の響きあり」って感じ!
そして彼らを観察するために、ベランダから外を眺める回数が増えたことにより、季節の移ろいやお天気の様子を肌で感じる機会も多くなりました。
「あ、どこかで、うぐいすが鳴いてる!」とか、「葉っぱが濃く色づいてきたな」とか、「きょうの風は気持ちいい~」とか。
東京でも、こんなに豊かな自然が感じられるなんて、ちょっと意外ですよね?
また、仕事に追われて、心の余裕をなくしているときに、写真みたいな猫ズのお昼寝を見ると、「焦らず、ぼちぼちやろう~」と、ホッとひと息つけるんです。
ほんとうに、わたしにとって、ありがたい癒しの存在です!
さあ、あしたはどんな表情を見せてくれるかな~? 決して彼らの世界を邪魔しないように、そっと、そっと……。のぞかせて(見つめさせて?)いただこうと思います。