自分にとっての幸せ。
人生とは「どこに住むか」ではなく「何がしたいか」ということが大事なのだ、と。
いや、もちろん、「どこ」であるかは非常に重要ではあるけれど、
でも、その前に「何がしたいか」それこそが最重要なのだと思う。
親の介護だったり、夫や妻の転勤だったり、子どもの環境のことだったり、
自分だけで住む場所を決められないことも多いけれど、
でもどこにいようと、やりたいことを夢に描いて生きることはできる。
だからこそ「何がしたいか」なんじゃないかと思う。
わたしはいま東京で暮らし、いろんな人を取材したり、いろんな国や街へ旅をして、人と出会うのが幸せ。
だからここを選んで住んでいる。
よく「いつか九州に戻るの?」と訊かれるけれど、正直なところ、そのときが来てみないとわからない。
未来のわたしが何をしていたいのかは、いまとは違う可能性だって大いにあるから。
あるホームページに、結婚を機に長野へ移り住み農業をしている女性が
「夢は世界平和。そのために自分が幸せと思える生き方をしたい」ということを書いてらっしゃった。
その人にとっては、好きな人と一緒に農作物を作り、それを誰かに食べてもらうことが幸せ。
だから都会を離れ、そこで暮らしていくことを決めたのだろう。
自分は何がしたいのか。誰と、どこにいたいのか。
幸せって何だろう? 答えが出なくて悩んでいる人は、心の声に耳を傾けてみるといいかもしれない。
▼先日の中秋の名月。台風通過中だったけれど、雲間から満月が見えた! 東京の空も捨てたモンじゃないと思う。