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花。

きょうは父の誕生日です。
わたしを除くファミリーは阿蘇の温泉旅館にバースデー旅行中。

お祝いの電話をかけたら、父はめちゃくちゃ楽しそうな声で
「旅館のお米がすごくおいしかったから、買って帰ろうかとおもってる」ですって!

よかったねえ、と伝えると「おまえがいたらもっと楽しかったのに」とポツリ。
ほろ酔い気分とはいえ、「the九州男児」の父がそんな言葉を口にするなんて・・・。

お父さん、柔らかくなったなあ。
感慨深し。

「ある程度、大人になったらもう人は変われない」なんて言う人もいるけれど、
父を見ていると「人はいくつになっても変われる」っておもいます。

「これは無理」「あの人は嫌い」「絶対できない」なんて簡単に諦めてちゃダメですね。
とりあえず続けてみる、いいところを探してみる、挑戦してみる・・・べき!だね。


父の話に戻ります。

数年前、重い病を克服した彼は現在、すこぶる健康のようです。
いわく「おまえより長生きする」そうなので、わたしの老後、寂しくなさそう(笑)

プレゼントは沖縄ソングのCDにしました。

夏川りみさんの『涙そうそう』や、喜納昌吉さんの『花』が大好きなので
2曲が入ってるコンピレーションを。

たぶん喜んでくれているとおもいます。

でも、世のおじさま方はなぜ『花』が好きなのでしょうか?

以前、西表島を旅したとき、宿のご主人が「飲みに行こう」と誘ってくれて
居酒屋兼カラオケ屋さんのようなところに連れて行っていただいたのですが、
席に着くなり「『花』を歌って!」とリクエストされたことがありました。

『花』って、本当に難しい歌なんですよね。音も高いし。
だけど、ごちそうになる手前、断ることもできずに歌いましたよ。下手なりに一生懸命。

なのに、おじさんったら「もうちょっと練習が必要さぁ」とか言うし。
どんなに練習したところで、石嶺聡子さんみたいな声は出ませんから!(笑)

父のプレゼントを探しながら、そんな経験がフラッシュバックしてきたのでした。

男は簡単に泣けない生き物だから「泣きなさーい、笑いなさーい」って言ってもらうと嬉しいのかな。
推測するに。

というわけで、父への手紙には「『花』を上手に歌えるように練習しておくね」としたためました。
次に一緒にカラオケに行くときは、わたしなりに歌いたいとおもいます。

下手でもきっと娘が歌えば嬉しいでしょう。
ってことにしておきましょう(笑)

今年も父が健康で誕生を迎えられたことに感謝した1日でした。
by youyounote | 2012-04-30 23:30 | つれづれ | Trackback