出会いの先に。
その後、出版社で打ち合わせ。
音楽、映画、出版――。
同じマスコミではあるけれど、業界が変わると人の雰囲気も変わるものです。
ノリというか、カラーというか。
「映画業界の人は映画っぽい顔をしているなあ」とパーティ会場の片隅で思っていたわたし。
たぶん「THE映画」の顔をしてないわたしは浮いていたことでしょう。
東京でフリーライターをやっているとよく「何系?」と聞かれます。
つまり専門分野は何? ということです。
依頼する側からすると、専門のライターに書いてもらうほうがいいに決まっているので
おのずと、専門が分かれていくのです。
でもわたしは人が大好きなので、ひとつには絞れない。
つくづく職人にはなれないタイプだと思う。
でも音楽も、映画も、書籍も、テレビも、演劇も、食も、スポーツも、それ以外も。
そこに人がいるのならば、出会いたいし、話を聞きに行きたいのです。
無理やりカテゴライズするなら「人系」でしょうか。
これで通用するように道を拓いていくしかないと思っています。
親しくしていただいている編集者さんから、素敵な仕事の依頼をいただきました。
大きなチャレンジだし、とてもやりがいがある内容です。
うれしい。楽しみ。ワクワクする。でもすごく緊張もする・・・。
厚顔無恥だと思われているわたしでも、誰かと出会うときは緊張するし、
新しいことにチャレンジするときは躊躇もする。
取材前はいつも「準備が足りてないんじゃないか」ってヒヤヒヤします。
でも、やっぱり人が好きだから。
そして大好きな「人系」の仕事だから、嬉しさや楽しみのほうが勝るのです。
実績のないわたしに「一緒にやりましょう」と言ってくださった編集者さんに
心から感謝しつつ、しっかり勉強して、いい仕事をしたいと思います。
「出会いの先に出会いがあって、自分の歩いたあとに道ができていく」
それを実感する2012年1月。
初心を忘れず、がんばっていこう!