わたしの匂い?
ゆうちゃんとは、わたしのこと。
もちろん、「伯母ちゃん」だなんて呼ばせてません(笑)
わたしの匂い?
どんな匂い?
「もちろん、いい匂いよね? ね?
バラかな。それとも甘いスイーツみたいな匂いかな~」
すると、申し訳なさそうに妹が言いました。
「それが……そのとき、夕ごはんにうどん食べてたんだよねえ」
なぬ? うどんですと?
これまた予想外の答え! うどんの匂いってちょっと微妙じゃね?
わたしの機嫌をうかがうように、妹は甥っ子に電話をパス!
「あ、ゆうちゃん? おれおれ。ピアニカでロンドン橋ば弾くけん、聴いとってね♪」
なんて無邪気に言ってくるから、だまされるところだった!
ちょっとかわいいからって、何でも許されると思ったら大間違いよ。
人のこと、「うどん女」呼ばわりしてさ~(笑)
とかなんとかいいながら、彼がたどたどしく弾く、『ロンドン橋』をうっとり聴くわたし。
「ああ、成長したなぁ。もうすぐ1年生だもんねえ……(ハート)」って感じで。
「わたしバカよね。伯母バカさんよね~」(昭和だね♪)
まあ、子どもは正直だから、きっとわたし、うどんの匂いがするのでしょう。
いいです、いいです、受け入れます。
そばが主流の東京で、うどんの普及に努めていこうと思います!
「うどん娘」がんばる!……って、やっぱり微妙かも(笑)